侵入盗の被害に出会った方のお話で共通するのはお金ではなく、「居心地が悪い」「気持ち悪い」「寝られない」などの心理的な苦痛にあります。「犯人の顔みたい」というのは稀なケースのようです。
ここでは、店主が実際にお話をお聞きしたお客様の声をご紹介いたします。
ケース1:
誰か知らない人が住んでいる?
奥様と二人暮しの大手メーカーにお勤めのAさん(30代後半)は、急な転勤の為まずは単身で引越しをしました。しばらくして奥様も越してきました。
越してきた翌日に奥様がAさんに「この家には私たち以外の人がいるような気がする。」ともらします。
Aさんは奥様が越してくる前に起きた不思議なお話をします。お酒を飲んで夜遅く帰って椅子の背もたれに置いたはずのネクタイがハンガーにかかっていた事。また別の日の朝、キッチンに入ると電子レンジの扉が開いていたこと・・・。
数日後、玄関の鍵を増やし、窓には補助錠をつけ、奇妙なことはおさまり、結局被害はありませんでしたので警察には届けませんでしたが、落ち着かず結局この家から引っ越しました。
ケース2:
進入盗と鉢合わせ!そのまま居座られた!
一人暮らしをしているB子さんが自宅に戻ると侵入盗に遭遇してしまいました。身の安全を守るためB子さんは侵入盗の要求にしたがい金品を差し出します。
しかし、侵入盗は出て行かず、B子さんを床に一日中腹ばいにさせ、時々脅かしはしますが、それ以上のことは何もせず翌日の朝、玄関から堂々と出て行きました。
ケース3:
事なきを得たのもつかの間、精神的後遺症に。
夜遅く2階のC子さんの部屋にバルコニーから侵入盗が入りました。C子さんの大きな声に気づいた父親が駆けつけ、侵入盗と格闘。格闘の末、父親が取り押さえ警察に引き渡しました。
一件落着のようでしたが、切り傷だらけになった父を見た衝撃か事件の衝撃からか、その後C子さんは一歩も家から出られなくなり、長期のカウンセリングを余儀なくされました。 |