官民合同会議が規定した 防犯性能の高い 建物部品について
■試験条件
(1)幅1.8m×高さ1.8m程度のハンドルロック付クレセント=ハンドル錠+下部補助錠の引き違いサッシに
(2)ガラス固定ゴムで固定した30ミル以上の厚みの中間膜を持つガラスをはめ込んだ状態で試験をします。
■「こじ破り」
クレセント及び補助錠の2ヶ所をドライバーでこじ破りを試みます。
直径75ミリの球が通る穴を空て、その穴から手首を差込、開錠して窓が開くまでの時間が5分を超えるモノを合格とします。
なお、試験は3体、3人の試験官がテストし、3試験体とも5分を超える事とします。
■「打ち破り」
バールを使い、クレセント付近と補助錠付近の2箇所に7回強打し、
穴を手で広げて手首が入る穴(直径75mm)
を開けるのに1分を超えれば合格とします。
■「焼き破り」
クレセント及び補助錠の2ヶ所を携帯用バーナーで試みます。
直径75ミリの球が通る穴を空て、その穴から手首を差込、開錠して窓が開くまでの時間が5分を超えるモノを合格とします。
■防犯性能の高いガラスと呼べるのは・・・
以上3つの試験いずれも5分間以上、人が通過できる状態にならなかったモノを「防犯性能の高いガラス」とします。
■みなし合格
合格したメーカーが生産したもので、素材と厚みが以下と同等以上のモノは合格と見なします。
FL3+PVB30ミル(0.76mm)+FL3
FL2.5+PVB60ミル(1.5mm)+FL2.5
FL2.5+PET10ミル(0.25mm)+FL2.5
FL3+EVA64ミル(1.6mm)+FL3
FL2.5+ポリカーボネイト48ミル(1.2mm)+FL2.5
■認定標章
「防犯性能の高い建物部品目録」に掲載・公表された建物部品のみを「防犯建物部品」と呼び、「CPマーク」の使用が認められます。 |
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